瀬取り?競取り?糶取り?転売をせどりっていうけど正しい語源はどれなの?
せどりが転売って事は知ってるんだけど、どんな語源でどんな漢字を書くんだろう?
最低限の知識は知っておきたいな。あと、本当に儲かるのかも興味あるんだけどなぁ。
ゆうくん
『せどり』という言葉はすっかり聞きなれてしまって、違和感を覚える人は少ないでしょう。
しかし、初めてせどりという単語を耳にしたときは「何のこと?」と思った人が多いのではないでしょうか?
少し前までは聞いたこともない言葉だったのですから、当然です。
この記事では『せどり』とは何なのかを改めて考え、その語源とせどりビジネスの可能性について解説します。
せどりに興味をもっている方は、ちょっと立ち止まって読んでみてくださいね。
この機会に知識を深めて、人から質問を受けた時にサラッと答えられる、せどらーになりましょう。
この記事のもくじ
せどりとは?
せどりとは、商品の仕入れ値よりも高く販売することで、その差額を利益とするビジネス手法です。
いわゆる『転売』と同じ意味になります。
せどりという言葉が世間に広まったのは、2012年頃にブックオフの古本を転売する手法が大ブームになった頃からです。
せどりはその後どんどん拡大していき、生活用品全般や家電、おもちゃ、アウトドアなどのあらゆる分野へと広がりました。
今では、せどりを本格的なビジネスとして組織的に展開する人も出てくるようになり、新たなビジネス手法として社会に定着しつつあると言えるでしょう。
瀬取りは転売ではありません。転売は競取り(糶取り)が正解です。
普段何気なく使っているせどりという言葉。漢字ではどう書くかご存知でしょうか?
漢字では『競取り』または『糶取り』と書くのが正しいとされています。
時々『瀬取り』と書く人がいるようですが瀬取りではありません。
ちなみに瀬取りとは、船から船へ荷物を積み替えることを言います。
競取り(糶取り)の語源は?どういう意味なの?
では、競取り(せどり)の語源はというと、古くは『糶取り』という漢字が使われていたようです。
『糶』は、あまり目にしたことがない難しい漢字ですね。
糶という字は『せり、ちょう、うりよね』などの読み方があり、米の競り売りや、行商のことを指します。
競り売るというのは、物の価格を競って売ることですから『競取り』という漢字もそういった意味で当てられたようです。
『競取り』は、同業者の間で商品を取り次いでその手数料を得ることを言います。
そこから転じて、古本業界では安く売られている本を買って、他の古本屋に高く売って利益を得ることが、競取りと呼ばれるようになったと言われています。
ひらがなで『せどり』と書くのが一般的
現代では『競取り』という漢字は使われなくなり、ひらがなで『せどり』と書くのが一般的です。
前述したように、古本業界で主に使われてきた『せどり』という言葉ですが、近年では、生活用品や家電、食品、衣料品、コスメ、おもちゃ、ゲームなど、ありとあらゆる品がせどりで売買されています。
その背景には、インターネットやスマートフォンの普及が大きく関わっていると言えるでしょう。
インターネットを利用して個人が手軽に商品を販売できるようになり、また、スマートフォンがインターネットからの購入をますます促進してきたのです。
せどりを行う人は『せどらー』と呼ばれ、広く世間に知られるようになりました。
せどらーの収入とは?本当に儲かるビジネスなの?
せどらーが、テレビや雑誌などのメディアで取り上げられることが増えましたね。
「せどらーってそんなに儲かるの?」
「いくらぐらい稼げるの?」
と、気になっている人も多いことでしょう。
「せどりはだれでも簡単に稼げる」と言う人が多くいますが、それは正解だとも間違いだとも言えます。
せどりの仕組みは簡単で、少し勉強すればだれでもできるでしょう。
特別な才能や資金力は必要ありません。
しかし、結果を出すためににはそれ相応の努力が必要です。
きちんと努力すれば、予想以上の結果を出すことができますよ!
まとめ
今回の記事では『せどり』とはどういうものなのかを改めてお話しし、漢字ではどう書くのかということから、せどりの由来をたどってみました。
古くは古本屋を巡って転売することで利を得ていたせどりですが、現代では大きなビジネスとして成長を遂げています。
ビジネスとして大きく展開する人がいる一方で、副収入としてコツコツとせどりを続けている人もいます。
各人の目的に応じて、自由な規模で展開できるのも、せどりの大きな魅力だと言えるでしょう。
せどりに興味のある方はぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか。
自分の可能性を信じて、一歩を踏み出しましょう!
最後までご覧頂きましてありがとうございます。
それでは失礼します。