もう騙されない、正しいせどりの利益率計算方法とは?認識違いが悲劇を招く
こんにちは、大ちゃんです。
「この商品は利益率80%だ!」
「俺は平均利益率50%だ!」
「利益率が低いのはクソだ!」
あなたは、このような話を聞いた事がありませんか?
確かに、利益率が高い商品は魅力的です。
しかし、それは本当に真実なのでしょうか?
もしかしたら、情報発信者が仕掛けた罠にハマっているのかもしれません。
認識違いで悲劇を招かないためにも、あなたに利益率の真実をお教えしようと思います。
この記事のもくじ
必ず知っておこう!利益率の定義とは
この話をする前に、まずは利益率の定義について知っておく必要があります。
利益率とは、言葉の通り『利益の割合』になります。
割合というからには、対象で割って計算する必要があります。
一般的にはその対象は2種類ありますので、それぞれ解説します。
【1】販売価格に対する利益率
もっとも一般的なのが、販売価格に対する利益率になります。
販売価格に対して、どれくらい利益が出たかを『%』で求める方法です。
計算式は、とっても簡単です。
『利益÷販売価格×100』で求める事ができます。
【2】仕入れ価格に対する利益率
こちらはあまり使いませんが、仕入れ価格に対する利益率になります。
仕入れ価格に対して、どれくらい利益が出たかを『%』で求める方法です。
計算式は、とっても簡単です。
『利益÷仕入れ価格×100』で求める事ができます。
その利益率計算、本当に正しいの?真実を見極めろ!
先ほど、2種類の利益率計算方法をお話しさせて頂きました。
とても簡単な計算方法ですので、いつでも計算する事が出来るようにしておきましょう!
残念な事に、せどり業界には利益率をちょろまかす人もいます。
初心者さんであればあるほど、そういうのに騙されて痛い目を見るのです。
そのようなことは、絶対にあってはいけません。
ここでは、利益率について大切な2つの考え方を解説します。
これで、あなたは二度と騙される必要はありません。
【1】先ずは疑ってかかれ!利益率50%の真っ赤な嘘
稀に、こんな発言をする人がいます。
「俺は利益率50%の高利益せどりだ!低利益率の商品は鼻クソ以下」
これを鵜呑みにしてはいけません。
商品によっては、利益率50%を超える商品は沢山あります。
でも、高利益率を掲げ過ぎている人には注意が必要です。
利益率を過度に意識してしまうがあまり、
- 「この人、利益率50%ってスゲー!」
- 「あの人、利益率30%だから大したことないな。」
- 「こいつ、利益率15%って鼻くそ以下だ!」
っていう、意味のない思想を抱くようになってしまいます。
ここでいう利益率は、正しい利益率ではない場合がありますので注意が必要です。
えっ?それ利益率50%じゃないじゃん・・・
世の中には、
- 仕入れ→5,000円
- 販 売→10,000円
- 利益率→50%!
という人もいます。
えっ、利益率50%ってそういう意味じゃないんだけど・・・
差別化のためかもしれませんが、こういう発信をしている人には注意が必要です。
落ち着いて考えれば、利益率は簡単にわかる!
先ほどの公式を思い出してみてください。
利益率は、『利益÷販売価格×100』で求める事ができます。
ここで、注意が必要なのは『販売手数料』になります。
例えば、10,000円でゲームソフトを販売したとします。
販売手数料は1,728円になります。
こちらの商品で利益率50%を出すための仕入れ価格はいくらになるのでしょうか?
- 販売価格は10,000円です。
- 販売価格に対する利益率が50%とすれば、利益は5,000円になります。
- 販売価格10,000円に対するゲームソフトの販売手数料は1,728円です。
※手数料については、Amazonの手数料が丸わかり!FBA料金シュミレーター裏マニュアル講座にて詳しく解説しています。
では、実際の仕入れ価格がいくらだったら、利益率50%になるでしょうか?
計算式は、こうなります。
『仕入れ価格=販売価格ー利益額ー手数料』
つまり、10,000円ー5,000円ー1,728円となり、
3,272円が仕入れ価格になります。
つまり、ゲームソフトの場合は、
10,000円で売れる商品を3,272円で仕入れた場合に利益率50%となるのです。
先ほどの5,000円とは大違いですよね。
『利益率50%は仕入れ価格の2倍の価格で売るという意味ではない』という事です。
この辺をちょろまかす人もいますので、注意が必要です。
【2】そりゃないぜ!悪意が見える利益率の算出方法
先ほどの例で終われば、まだマシです。
世の中には、悪意が見えるレベルの利益率で利益率を誤魔化す人もいます。
それが『仕入値を入れずに利益率を算出する』方法です。
先ほどのゲームソフトの例で解説します。
- 販 売→10,000円
- 手数料→1,728円
こちらの商品をAmazonで販売した時には、8,372円の入金があります。
だから、
- 販売→10,000円
- 入金→8,732円
- 利益率→83%!
って言っちゃう人もいるんですよね。
ここまでくれば、逆に凄いと思いますが。。。
数字に踊らされる事なく、物事の背景を見ることは非常に大切だということです。
背景を見る事によって、真実が見えてくるのです。
せどりの正しい利益率計算方法
ここで、せどりの正しい利益率計算方法の復習です。
利益率計算で大切なキーマンはたったの2つです。
- 販売価格
- 利益額
計算式で表せば
『利益率=利益÷販売価格×100』という事です。
ここで、
- 『利益=販売価格ーAmazon手数料ー仕入れ価格』になります。
つまり、
利益率=(販売価格ーAmazon手数料ー仕入れ価格)÷販売価格×100
という計算で求める事ができるのです。
慣れないと難しいかもしれませんが、これが正しい利益率計算になります。
習うより慣れろ!練習問題で理解を深めよう!
聞いただけでは、「ふむふむ」と頷いて終わってしまいます。
たとえ分かったつもりでも、明日寝て起きたら忘れてるかもしれません。
正しく使いこなせるように、2問だけ解いておきましょう!
【問1】販売価格1万円、仕入れ価格5千円の利益率は?
Amazonの手数料は、1,500円と仮定して計算してください。
3行前・・・
2行前・・・
1行前・・・
答え合わせはこちら。
先ほどの計算式を思い出してみましょう!
- 利益率=(販売価格ーAmazon手数料ー仕入れ価格)÷販売価格×100
ここに数値を代入すれば簡単ですね!
利益率=(10,000ー1,500ー5,000)÷10,000×100
答えは『利益率35%』です。
【問2】Amazonで6千円で売れる商品。利益率20%以上で売りたい場合は仕入値は?
Amazonの手数料は、1,000円と仮定して計算してください。
3行前・・・
2行前・・・
1行前・・・
答え合わせはこちら。
先ほどの計算式を思い出してみましょう!
- 利益率≧(販売価格ーAmazon手数料ー仕入れ価格)÷販売価格×100
これを式変形します。
- 仕入れ価格≦販売価格ーAmazon手数料ー利益率×販売価格÷100
ここに数値を代入すれば簡単ですね!
仕入れ価格≦6,000ー1,000ー20×6,000÷100
答えは『3,800円以下』です。
学生時代の算数を思い出しますね!笑
もう騙されない!真実の目があなたを救う
ここまでご覧頂いたあなたは、正しい利益率の計算をマスターしている事だと思います。
何事もそうですが、物事を正しく理解することは非常に大切です。
理解度が低いと、他人の意見に流されてしまい本質を見失ってしまいます。
でも、しっかりと理解する事が出来ていれば、自分に自信を持つ事が出来ます。
もしも、誰かにせどりを教えてもらう時、正しく理解出来ていない指導者からは絶対に学ばない事でしょう。
正しく理解することによって、間違った指導者から学ぶリスクも圧倒的に下がる事でしょう。
一度に全てを理解するのは大変かもしれません。
今日で理解する事が出来なければ、この記事をブックマークして1週間後に再度ご覧頂けたらと思います。
今日分からない事も、時の経過とともに理解する事ができるようになるでしょう。
物事の本質を知る訓練を続けていけば、あなたのせどりのスキルも大幅に上がるでしょう。
最後までご覧頂きましてありがとうございました。
それでは、失礼します。