6ヶ月で赤字確定!AmazonせどりとFBA在庫保管手数料の罠
こんにちは、大ちゃんです。
「めちゃくちゃ儲かってる筈なのに、お金が増えません!」
このように思ったことがある方は、要注意です。
Amazonで商品を販売する際に注意しなければならないのが、手数料です。
ただ、通常はツールやアプリが手数料を算出してくれるので手数料は自動計算されますので考慮する必要はありません。
しかし、ある条件になるとAmazonの手数料が爆発的に増えるようになります。
その瞬間から、あなたの赤字は青天井に増え続けるのです。
思わぬ赤字で大損こかないように、この記事をしっかりと熟読しておきましょう!
この記事のもくじ
Amazonの手数料の種類について
Amazonで販売する商品を仕入れる際には、事前に手数料計算をする必要があります。
Amazonの手数料は、大きく分けて3種類です。
- 出品手数料(販売代金の8〜15%程度)
- 出荷作業手数料(数百円程度)
- 月額保管手数料(青天井の在庫保管手数料)
この3種類をしっかりと確認しておく必要があります。
ただ、ツールやアプリを使って仕入れをしている場合は、手数料を自動計算してくれるので心配ご無用です。
一点を除いては・・・
そう、手数料の1つに魔物が潜んでいるのです。
その魔物とは、月額保管手数料(以降、在庫保管手数料と呼ぶ)のことです。
Amazonの在庫保管手数料の正体はこれだ!
Amazonの在庫保管手数料は、月額制の保管手数料になります。
ツールやアプリで自動的に利益を算出した場合は、通常は1ヶ月辺りの保管手数料計算となります。
このことは、非常に大切なので必ず覚えておきましょう!
つまり、FBAで2ヶ月商品を眠らせれば、在庫保管手数料は2倍になるのです。
要は、FBAに置けば置くほど在庫保管手数料が増える仕組みになります。
在庫保管手数料って、商品一律同じ価格ですか?
では、在庫保管手数料について解説していきます。
先ず、ここを理解しておくことが大切です。
『Amazonの倉庫は、場所を取れば取るほどお金がかかる』という事です。
利用容積に応じて、場所代を請求されているという事です。
この場所代は容積によって決まりますので、商品ごとに請求される金額が違います。
広い賃貸物件は、狭い賃貸物件よりも家賃が高いように、Amazonも商品の大きさによって在庫保管手数料を変えているのです。
そう考えてみると、CD1枚の保管料とプリンタの保管料が同じわけ無いですよね!
容積が大きくなればなるほど、在庫保管手数料が増えるようになります。
こう言えば、あなたはこのように考えませんか?
一体絶対、在庫保管手数料っていくらくらいかかるの?
こちらは、以下の計算式で導くことが可能です。
※この計算式は覚える必要はありません。のちに自動計算サイトをご紹介します。
ここで、以下のサイズの商品を1ヶ月保管した時に発生する在庫保管手数料を計算してみます。
- 長さ:10cm
- 幅:10cm
- 奥行き:10cm
上記の商品サイズ(容積)は、(10cm×10cm×10cm)となり、
保管日数は30日、当月の日数は(4月なら)30日となります。
この場合の在庫保管手数料は
¥8.126 × {(10cm×10cm×10cm) ⁄ (10cm×10cm×10cm)}×[30 ⁄ 30]=8円
という事になります。
この計算式から導き出す結果を簡単に説明すれば、
- 容積が大きい商品は在庫保管手数料が高い
- 1日ごとに在庫保管手数料が発生(日割り計算)
という事になります。
要注意!バカでかい&ロングテール商品には気をつけろ!
予期しない赤字を防ぐためには、以下の2つの商品を注意する必要があります。
- 容積が大きい(バカでかい商品)
- ロングテール商品(売れるまで2ヶ月以上)
先ほどの計算式を思い出してみましょう!
上記計算式の通り、
- 商品サイズが大きければ在庫保管手数料が大きくなります。
- 保管日数が大きければ在庫保管手数料が大きくなります。
大きさで在庫保管手数料はここまで変わる!
商品サイズでどれくらい在庫保管手数料が変わるか比較してみましょう!
今回は、CDとプリンターで比較してみます。
CDの在庫保管手数料
こちらの嵐の初回限定CDの在庫保管手数料は、
¥8.126 × {[1.1999×12.4×14.2001] / (10cm×10cm×10cm)}×[30 / 30]=1.7→2円
1ヶ月の在庫保管手数料は、たったの2円だということです。
つまり、在庫保管手数料は無視しても問題ないレベルです。
プリンターの在庫保管手数料
こちらのプリンターの在庫保管手数料は、
¥8.126 × {[52.9999×44.9999×25.9999] / (10cm×10cm×10cm)}×[30 / 30]=504円
1ヶ月あたり、500円程度の在庫保管手数料が必要だということです。
2ヶ月で1000円。3ヶ月で1500円となれば、無視できない金額になってきます。
商品の大きさによって、在庫保管手数料が大きく変わる事には注意しておきましょう!
一発計算!2種類のシュミレーション
先ほどの計算式を毎回行うのは、非効率極まりありません。
また、1ヶ月以内に売れるであろう商品の在庫保管手数料を計算するのも非効率極まりありません。
大型商品で2ヶ月以上眠らせて販売する場合のみに、在庫保管手数料の計算を行う必要が出てきます。
こちらについては以下の2サイトがオススメです。
- FBA料金シュミレータ
- FBA在庫保管手数料シュミレータ
それぞれ解説していきます。
利益も一発計算!FBA料金シュミレータ
FBA料金シュミレータは、在庫保管手数料に加え利益も一発計算してくれますので非常にオススメです。
FBA料金シュミレータについては、【裏技】FBA料金シュミレーター裏マニュアル講座で詳しく解説しています。
ここでは、FBA在庫保管手数料の見方について解説していきます。
1.FBA料金シュミレータを開く
2.表示されたページに商品情報を入力する
3.該当商品を選択する
4.販売価格を入力する(手数料だけみたい場合は10000と入力)
5.丸部分をクリックする
6.月額保管手数料(在庫保管手数料)を確認する
FBA料金シュミレータでは、在庫保管手数料と同時に利益計算も出来ますので非常に便利です。
※先のご紹介した計算の答えと若干の誤差がありますが、問題ないレベルです。
3ステップ!FBA在庫保管手数料シュミレータ
通常は、先ほどのFBA料金シュミレータで十分です。
ただ、FBA料金シュミレータでは確認出来ない商品も稀に存在します。
また、サクッと確認したい場合はこちらの方が便利です。
在庫保管手数料の見方を解説します。
1.在庫保管手数料シュミレータを開く
在庫保管手数料シュミレータはこちらになります。
2.商品サイズを入力して、『在庫保管手数料を計算』ボタンをクリックする。
3.在庫保管手数料を確認する
手数料地獄警報!デカイ商品を6ヶ月眠らせれば魔物が現れる
在庫保管手数料は、1ヶ月辺りで算出されます。
つまり、2ヶ月なら2倍、3ヶ月なら3倍といった在庫保管手数料が増えていきます。
ただ、それも5ヶ月目までです。
6ヶ月目からは、在庫保管手数料が急激に高騰するので注意が必要です。
以下を見てみましょう!
引用元:AmazoFBA長期在庫保管手数料より抜粋
5ヶ月目までは、10cm角の商品の手数料は1ヶ月8円です。
6ヶ月目以降は、10cm角の商品の手数料は1ヶ月87円と通常の10倍です。
1年目以降は、10cm角の商品の手数料は1ヶ月174円と通常の20倍です。
こちらは、2月15日と8月15日の時点で決定されます。
つまり、FBAに納品して丸6ヶ月目からでは無く、2月15日と8月15日の時点で6ヶ月以上の在庫保管が確認された商品が対象だということです。
ここは間違えないようにしておきましょう!
もしも、長期在庫の商品を発見したら値下げして強制的に売り切るか、商品を引き上げて別媒体で販売するかです。
プリンタの場合、在庫保管手数料が500円程度ですので10倍になった瞬間に1ヶ月5000円になります。
一撃で利益が吹き飛んで赤字転落となってしまいますので、くれぐれもご注意下さい。
絶対に長期在庫保管をしないように注意しておきましょう!
ちなみに、Amazonが長期在庫保管手数料を高額にするには理由があります。
Amazonの倉庫にもキャパがあります。ですので、不良在庫で一杯になってしまえば新規で受付が困難になるのです。
商品の回転率を上げて利益を増やすために、長期間保有の売れない商品には手数料を増やしているという事です。
手数料が増えれば、出品者は出品を取り下げますので、売れない商品を倉庫から排除する事が出来るという事です。
おまけ。在庫保管手数料はSKU管理で徹底する
6ヶ月以上経過して長期在庫保管手数料が発生する際には、Amazonからメールが来ます。
ですので、該当商品を対処する事で手数料地獄を免れる事が可能です。
Amazonからのメールは必ずチェックしておきましょう!
それとは別に、SKU管理をする方法もあります。
例えば、SKUに出品日を入力しておく方法です。
『180410』という数字があれば、2018年4月10日に出品です。
これが分かれば、長期在庫保管手数料が発生する日にチェックすれば良いのです。
- 2月15日までには、昨年8月15日以前に出品した商品を返送する。
- 8月15日までには2月15日以前に出品した商品を返送する。
こうやって管理しておけば、長期在庫保管手数料の発生を防ぐ事が可能になります。
ただ、僕たちがせどりを実践する上で最も大切な事があります。
6ヶ月以上の在庫リスクがある商品は絶対に仕入れない!!
6ヶ月以上FBAに保管しておけば手数料で赤字化するリスクがあります。
ですので、6ヶ月以上眠らせる商品は仕入れないのが鉄則です。
また、商品サイズが大きい商品は在庫保管手数料が高いため、1〜2ヶ月以内に販売しましょう!
仕入れた時は黒字でも、売れた時には赤字になっている可能性もあります。
在庫保管手数料の事を頭に入れておけば、思わぬ赤字は全面的に回避することが可能です。
つまり、想定通りの利益を出すことが出来るということですね!
基本的な事ですので、しっかりと身につけておきましょう!
最後までご覧頂きましてありがとうございます。