フリマアプリの出品代行は規約違反!?安全に使えるおすすめサービスとは?
フリマの出品代行とは、販売に伴う出荷作業などの雑務をあなたの代わりに行ってくれるサービスです。
フリマアプリで本格的に販売していくとなると、商品撮影や梱包、発送などの作業が大きな負担となってきます。
雑務に追われてしまって仕入れ商品のリサーチがおろそかになると、売り上げをアップすることが難しくなってくるでしょう。
しかし、安易に出品代行を利用することはおすすめできません。
この記事ではフリマの出品代行が規約違反にあたる場合や、おすすめのサービスについて詳しく解説します。
さらに出品代行を利用するメリットとデメリットについてもお話ししますので、フリマの出品代行の利用を検討されている方は、しっかり読んで参考にしてくださいね。
この記事のもくじ
フリマの出品代行とは?
フリマの出品代行とは、フリマアプリで商品を販売したい方に向けて以下のような作業を代行してくれるサービスです。
- 出品
- 商品撮影
- 顧客対応
- 梱包
- 発送
販売者は出品したい商品をまとめて業者へ送るだけで、作業が完了。
後は、商品が売れた際に入金を確認するだけです。
ただし、出品や商品撮影はサービスに含まない業者もあるなど、サービス内容は業者によって若干異なります。
出品代行サービスの大まかな流れを解説!
出品代行は、通常以下の流れで行われます。
- 出品代行サービスへの申し込み
- 代行サービスを利用して販売したい商品を、まとめて業者へ送る
- 購入されたら商品が発送される
- 販売者へ売り上げが入金される
代行業者によっては、商品をまとめて送るのではなく、購入された商品を業者が引き取って発送するなど、流れが異なる場合もあるでしょう。
フリマアプリの出品代行は規約違反!?おすすめは?
フリマアプリの出品代行には様々な業者があり、便利なサービスでしのぎを削っています。
ところが、フリマアプリでは出品代行(配送代行)の利用を規約で禁止しているところがほとんどです。
たとえば、国内最大手のフリマアプリである「メルカリ」では、以下のように規約で禁止されています。
メルカリでは、手元にない商品の出品を禁止しています。
商品が手元にないことで、商品に関する質問に答えられない、配送できない/遅延するなどのトラブルを避けるためです。
また、外部販売サイトから購入者宛に直接商品を発送することや、配送代行サービスの利用も禁止しています。
事務局が禁止行為・出品物に該当すると合理的な理由に基づき判断した場合は、取引キャンセル・商品削除・利用制限などの措置を取る場合があります。
引用元:https://help.jp.mercari.com/guide/articles/866/
運営側で禁止されている行為を行うとアカウント停止等のペナルティが課せられる場合もあるため、規約は遵守しましょう。
また、ラクマやPayPayフリマなどでは明確な記述はないものの、商品の現物が手元にない状態での出品は禁止しています。
フリマアプリによって多少の違いはありますが、出品代行を利用するのはリスクを伴う行為だと考えた方が良いでしょう。
おすすめはサービス元の公式サービス
「そう言われても、梱包や発送が大変で何とかしたい」と考える方は多いでしょう。
もちろん方法はあります。
おすすめの方法は、各フリマアプリが提供している公式サービスです!
では次に、主なフリマアプリの公式出品代行サービスを紹介しましょう。
フリマアプリの公式出品代行サービスがおすすめ!
では、フリマアプリで認められている公式出品代行サービスを紹介します。
紹介するのは、以下の4社になります。
- 【メルカリ】梱包・発送 たのメル便/【PayPayフリマ】おまかせ配送
- 【ラクマ】ラクまるっと
- 【ヤフオク】クイックドゥ(QuickDo)
では順に、利用方法や料金などを見ていきましょう。
(1)【メルカリ】梱包・発送 たのメル便/【PayPayフリマ】おまかせ配送
引用元:https://static.jp.mercari.com/tanomeru
引用元:https://paypayfleamarket.yahoo.co.jp/contents/deliver
【メルカリ】梱包・発送 たのメル便/【PayPayフリマ】おまかせ配送の特徴
メルカリの出品代行「梱包・発送たのメル便」と、PayPayフリマの出品代行「おまかせ配送」は、各フリマアプリとヤマトホームコンビニエンス株式会社が共同で提供しているサービスで、サービス内容や料金は同じです。
これらの出品代行サービスでは、商品が購入されたら集荷依頼をするだけで、集荷・梱包・搬出をプロに任せることができます。
利用されている商品
利用が多いのは、テレビや冷蔵庫、家具などの大型商品や、ゴルフバッグのような梱包しづらい商品です。
サイズと料金
サイズ | 商品例 | 料金 |
80サイズ(~80cm) | スニーカー、バッグ、衣類など | 1,700円 |
120サイズ(~120cm) | 炊飯器、電子レンジ、掃除機など | 2,400円 |
160サイズ(~160cm) | テレビ、空気清浄機、キャリーバッグなど | 3,400円 |
200サイズ(~200cm) | 押入ダンス、肘掛け椅子、座卓など | 5,000円 |
250サイズ(~250cm) | 洗濯機、机、カーペットなど | 8,600円 |
300サイズ(~300cm) | 2人掛けソファ、食器棚、自転車など | 12,000円 |
350サイズ(~350cm) | 冷蔵庫、簡易型ベッド、本棚など | 18,500円 |
400サイズ(~400cm) | ダブルベッド、衣装ダンスなど | 25,400円 |
450サイズ(~450cm) | カウチソファなど | 33,000円 |
サービスを利用する場合は、商品出品時に代行サービスの利用を選択し、商品の三辺合計サイズを選びます。
料金がそれなりにかかってくるため、大型商品や梱包が難しい商品の仕入れ判断時には、代行サービスの料金を念頭に置いて利益計算を行うようにしましょう。
(2)【ラクマの出品代行】ラクまるっと
引用元:https://fril.jp/rakumarutto
「ラクまるっと」の特徴
ラクマの出品代行「ラクまるっと」は、ラクマが提携している「有限会社フロンティアエンプロイメント(BFC)」が運営するサービスです。
ラクマへ出品したい商品を代行サービスに送るだけで、出品作業から商品の発送までを、すべて任せることができます。
商品撮影や出品者とのやり取りも、必要ありません。
売上金は手数料を差し引いた金額が入金されます。
利用されている商品
人気のゲーム機器や未開封の電化製品、有名ブランドのスニーカー、有名ブランドの時計など、様々な商品の販売に利用されています。
サイズと料金
販売価格 | 手数料 | 購入者へ届ける送料 | |
100サイズ以下 | 160サイズ以下 | ||
~4999円 | 880円+販売価格の13.75% | 748円 | 1,320円 |
5,000円〜 9,999円 | 1,375円+販売価格の13.75% | ||
10,000円以上 | 2,200円+販売価格の13.75% |
「ラクまるっと」では商品サイズよりも販売価格によって手数料が大きく違ってくるため、高額商品でないと利用するのが難しいでしょう。
たとえば販売価格が3,000円の商品なら、手数料と送料を合わせた金額が1,292円で売値の40%にもなってしまうからです。
ブランド品や人気のゲーム機器のように、売上や利益額の大きい商品に利用するのがおすすめです。
(3)【ヤフオク】クイックドゥ(QuickDo)おまかせ出品
「クイックドゥ(QuickDo)おまかせ出品」の特徴
ヤフオクの出品代行「おまかせ出品」は、面倒なオークションへの出品作業から注文商品の発送までの全てを代行するサービスです。
落札されなかった商品は価格を下げて2日置きに再出品され、預かり期間である39日後に売れていない商品は、送料無料で返品されます。
落札後は、代行サービス利用手数料と振込手数料(220円)が差し引かれた金額を利用者の口座に入金。
ヤフオクにかかる費用(月額利用料、出品手数料、落札手数料)は全てクイックドゥが負担します。
料金
落札金額 | 料金 |
500円未満 | 全額 |
500~2499円 | 500円 |
2,500円以上 | 落札金額の18% |
おまかせ出品では、落札金額によってサービス料金が決まります。
落札金額が2,499円未満では500円の料金なので、落札金額が500円未満だと全額がサービス料金となってしまいますね。
不用品処分のための出品ならそれでも構わないかも知れません。
しかし、ビジネスとして商品を仕入れている場合だと、仕入金額差し引いたら完全な赤字です。
「おまかせ出品」を利用する際は、利益がいくら残るかをしっかり把握しましょう。
フリマアプリ で出品代行を利用するメリットとデメリット
ここまで、メルカリ、PayPayフリマ、ラクマ、ヤフオクの公式出品代行サービスをご紹介してきました。
次に、出品代行サービスを利用することのメリットとデメリットについてお話しましょう、
フリマ出品代行の5つのメリット
まずはメリットからお話しします。
メリットは下の5つです。
- 梱包や発送の手間が省ける
- 出品の手間が省ける
- 仕入れ商品が増える
- 購入者とのやり取りをしなくてすむ
- プロによる梱包で評価アップにつながる
一番のメリットは何といっても梱包や発送の手間が省けることでしょう。
ラクマやヤフオクの出品代行サービスだと、さらに商品撮影も含めた出品作業まで行ってもらえます。
梱包や発送などにかかっていた時間をそのまま商品リサーチに充てれば、リサーチ時間も増えますね。
リサーチ時間が増えると、もちろん仕入れ商品も増えてくるので、売上アップに繋がるでしょう。
さらに購入者とのやり取りも不要になるため、時間の節約になるのはもちろんのこと、クレーム対応などで余計なストレスを感じなくて済むのもメリットだといえます。
また、プロの手によるしっかりとした梱包で送られるため、購入者の評価がアップするでしょう。
評価がアップすると徐々に売り上げも拡大していきますよ。
フリマ出品代行の3つのデメリット
次に、デメリットについてお話しましょう。
デメリットは以下の3つです。
- 手数料がかかる
- 出品代行不可の商品もある
- 出品や発送に慣れることができない
出品代行サービスは、どこの業者も結構な費用がかかります。
利益を圧迫しすぎないように、サービスを利用する商品としない商品を見極めることが大切だといえるでしょう。
また、出品代行不可になっている商品もあります。
たとえば、下はヤフオクの「おまかせ出品」の取り扱い基準です。
以下に該当しない商品は「おまかせ出品」を利用することができません。
- 落札相場が1,500円以上で取引されている商品(サービス提供者判断)
- 縦・横・高さの合計が160㎝以内、かつ重量25Kg以内で発送可能な商品
- ヤフオク!ガイドラインおよび利用規約を遵守している商品
代行サービスに商品を送る前に、出品代行が可能な商品なのかどうかを確認するようにしましょう。
また、出品代行にばかり頼っていると、出品や梱包、発送といった作業に慣れることができません。
自分が作業を理解していないと、代行業者のサービスがきちんと行われているかどうかの判断が的確に行えないといえます。
販売を始めてしばらくの間はなるべく代行サービスに頼らずに、作業に慣れることも大切でしょう。
まとめ
今回はフリマの出品代行サービスに着目し、フリマアプリ公式の出品代行サービスをいくつか紹介しました。
記事内でもお伝えしたように、公式以外の出品代行サービスを使うことは禁止されている場合が多いといえます。
もし規約違反を行うと、アカウント停止などのペナルティを受ける可能性があるため、公式以外の出品代行の利用はおすすめできません。
出品代行を利用する場合は、必ず公式のサービスを使うようにしましょう。
最後までご覧頂きましてありがとうございます。
それでは失礼します。