ラクマのスニーカーは偽物だらけ!?見分け方や対処法を詳しく解説!

「ラクマで売られているスニーカーは偽物だらけ」という噂は本当でしょうか?ラクマといえばメルカリに次いで人気の高いフリマアプリです。
せどりの仕入れに使う方も多いため、ここはしっかりと把握しておきたいですね。
本記事では偽物スニーカーを見分ける方法を詳しく解説。さらに、偽物スニーカーの出品者の特徴と、万一偽物を仕入れてしまった場合の対処法についてもお話しします。
偽物をつかまされて後悔しないために、ぜひ最後までお読みください。
この記事のもくじ
ラクマのスニーカーは偽物だらけって本当?
ラクマのスニーカーが偽物だらけというのは本当なのでしょうか?
結論からいうと、スニーカーに限らず、ラクマに偽物が多いのは事実です。
ラクマで偽物が多い理由は以下の4つ。
- 販売手数料が安い
- 偽物でも欲しい人が多い
- 出品者に外国人が多い
- 運営側の対策がゆるい
ラクマの販売手数料の基本はメルカリと同じく10%ですが、販売回数や販売合計金額が大きくなるにつれて段階的に4.5%まで下がるため、参入しやすいといえるでしょう。
(ラクマの販売手数料は2023年7月現在一律6.6%ですが、2023年8月1日から変更されます)
また、スニーカーは需要が高いため、偽物でもいいから欲しいという人が多く売れやすいのも理由の1つ。
出品者に外国人が多いことも、ラクマに偽物スニーカーが多い理由だといえるでしょう。
さらに同じフリマであるメルカリに比べて運営側の対策がゆるいため、偽物が入り込みやすいということも。
最近ではラクマも取り締まりが厳しくなってきていますが、まだ規制がゆるいという印象が残っているといえます。
ラクマに偽物スニーカーが多いブランドは?
前述したようにラクマには偽物スニーカーが多いのですが、特に偽物が多いのは以下の3つのブランドです。
- ナイキ
- アディダス
- Supreme
もちろん正規品も売られていますが、偽物が非常に多いです。その中でも圧倒的に多いのはナイキになります。
コラボや限定品は偽物だらけといった現状なので、ナイキのシューズをラクマで購入する際は注意が必要です。
しかし、ラクマで「新品 スニーカー」を検索すると下のように続々と画像が出て来て、どれが本物なのか判断がつきませんね。
次の章では、ラクマで偽物スニーカーを見分ける方法について解説します。
ラクマで偽物スニーカーを見分ける方法
ラクマで偽物スニーカーを見分ける方法は、以下の3つです。
- 相場に比べて価格が安すぎないか調べる
- 写真が公式サイトのものになっていないか確認する
- 正規品に同じ商品が存在するか確認する
では、1つひとつ見て行きましょう。
(1)相場に比べて価格が安すぎないか調べる
ラクマに出品されているスニーカーの価格が相場に比べて安すぎないか調べることは、重要なポイントです。
なぜなら、ブランド品の販売価格は相場に合わせている場合が多いからです。
たとえば、普通は30,000円程度のスニーカーが10,000円で出品されていたらどうでしょうか?
かなり履きつぶした中古品で、型崩れや傷みなどがある場合ならわかりますが、新品ではありえないでしょう。
「あまりに安いのでつい購入してしまった…」ということのないよう、注意してくださいね!
まずは冷静に相場価格を確認し、不自然な値段がついている場合は絶対に購入しないのが鉄則です。
(2)写真が公式サイトのものになっていないか確認する
ラクマの商品ページに掲載しているスニーカーの写真が、オリジナルではなく公式サイトのものになっている場合は、偽物を疑ってください。
本物の写真がないため、公式サイトのものを使用している場合があるからです。
ブログやSNSなどの写真を無断使用している可能性もあるため写真だけで判断するのは難しいのですが、公式サイトのものと同じ場合はかなり疑わしいといえるでしょう。
(3)正規品に同じ商品が存在するか確認する
ラクマに出品されているスニーカーと全く同じ種類のものが、正規品として存在しているかを確認することも大切です。
もし同じものが存在しない場合は、100%偽物ということになります。
正規品の存在を公式サイトなどでしっかりと確認しましょう。
偽物スニーカー出品者の特徴
偽物スニーカーの出品者には、共通した特徴があります。
以下の5つの特徴を持つ出品者は偽物を売っている可能性が高いため、避けるようにしましょう。
- 同じスニーカーの在庫を大量に抱えている
- 悪い評価が多い
- 取引実績が少ない
- 商品ページの作りが雑である
- メッセージのやり取りがスムーズではない
では、順に確認しましょう。
(1)同じスニーカーの在庫を大量に抱えている
偽物スニーカー出品者の特徴として、同じ種類の在庫を大量に抱えているケースがあります。
フリマサイトは基本的に不用品を販売する場なので、高価なブランドスニーカーを大量に持っているのは不自然です。
数十個以上の在庫を持っているようなら、偽物スニーカーを安く大量に仕入れた可能性が高いでしょう。
(2)悪い評価が多い
悪い評価が多い出品者からは絶対に購入してはいけません。
大きな問題がない限り、ほとんどの購入者は良い評価をつけるのが普通です。悪い評価をつけるのは、よほどの問題があると考えるのが妥当でしょう。
ただし、100件以上の取引になると1~2件程度は何らかのトラブルが発生して、悪い評価がつく可能性はあります。
悪い評価の内容にもよりますが、たとえば、天候や交通機関の影響で商品の配達が遅れたなどの理由で悪い評価を付ける人もいるからです。
しかし、悪い評価があきらかに多いような場合は、絶対に購入してはいけません。
(3)取引実績が少ない
取引実績の少ない出品者も怪しいと考えましょう。
前述したように、フリマアプリではこれまでの評価内容を見て、良い出品者かどうかを判断します。
しかし、取引実績が少ない場合は判断材料になりません。
取引実績が少ない出品者の中にも良い出品者はもちろんいるでしょう。
しかし、万一偽物スニーカーを仕入れしまったら大損です。仕入れるだけでなく、偽物と気づかずに販売してしまった場合、罪に問われる可能性もあります。
スニーカーなどのブランド品は、取引実績が豊富で信用できる出品者から購入することをおすすめします。
(4)商品ページの作りが雑である
商品ページの作りには出品者の姿勢が表れるため、しっかりと作り込まれているかチェックしましょう。
- 商品説明に細かいことが記載されていない
- 商品画像が公式サイトのものになっている
- 画像の枚数が少ない
- シリアルナンバーや商品ロゴの鮮明な写真がない
以上に該当するような場合は、注意が必要です。
スニーカーが本物なら、疑われることの無いように細かい部分まで説明し、いろんな角度から撮った写真を掲載しているはず。
ページの作りが雑な場合は、偽物の商品しか持っていない可能性があります。
(5)メッセージのやり取りがスムーズではない
出品者にメッセージを送ってやりとりした際は、言葉遣いや対応の仕方に注目しましょう。
たとえば外国人が翻訳アプリを使用して対応している場合、おかしな日本語になっていることがよくあります。
日本語がわからない出品者だと、偽物が送られてきたり、商品が届かなかったりした場合にきちんと対応してもらえません。
メッセージのやりとりに不安がある場合は購入しないことをおすすめします。
偽物スニーカーなのか本物なのかが不明な場合は出品者に質問する
商品ページの内容や出品者に不自然な点があるなど、偽物スニーカーなのか本物なのかが不明な場合は、出品者に質問することです。
「偽物の不安もあるけど、たぶん本物かな…」というような期待感で購入することだけは避けるべきです。
本物かどうかをはっきりさせるため、出品者に以下の質問を投げかけましょう。
- 商品はどのようにして手に入れたのか
- 実物の写真をアップしてもらえるか
では、順に解説していきます。
(1)商品はいつ頃どのようにして手に入れたのか
商品はいつ頃どのようにして手に入れたのかといった情報が商品ページに書かれていない場合は、出品者に質問してみましょう。
入手先である正規店の詳しい情報や入手時期などを答えてもらえたら、本物の可能性が高いといえます。
しかし「プレゼントとしてもらったのでわからない」「入手経路を忘れてしまった」といった返答しか得られない場合は怪しいですね。
また、プレゼントというのが本当であったとしても、それでは本物なのかどうか確証がありません。
商品の入手時期や経路があいまいな場合は、購入しないほうが良いといえます。
(2)実物の写真をアップしてもらえるか
商品ページに実物の写真が掲載されていない場合は、実物の写真をアップしてもらえるかどうか、聞いてみましょう。
写真はいろんな角度から撮影した物を数枚送ってもらいます。その中には、偽物だと判断しやすい部分も必ず入れておきましょう。
たとえば製品タグ(スニーカーの内側)や中敷き(インソール)、中底などです。これらの写真は真贋(しんがん)の判断材料になります。
実物を持っていないと撮れない箇所なので、ぜひ写真を送ってもらってくださいね。
最近のコピー品はかなり精巧なものが多いため写真だけで判断するのも難しいのですが、もし撮影を断られた場合は偽物確定です。
ラクマで偽物スニーカーを買ってしまった場合の対処法
次に、ラクマで偽物のスニーカーを買ってしまった場合の対処法を解説します。偽物を購入しないようにいくら気を付けていても、失敗してしまうことはありえます。
万一偽物を買った場合は以下の方法で対処しましょう。。
- 受取評価をせずに出品者に連絡する
- ラクマあんしん補償に出す
- 鑑定に出す
では、1つひとつ見て行きましょう。
(1)受取評価をせずに出品者に連絡する
大前提として大切なのは「絶対に受取評価はしない!」ということです。ラクマでは購入者が受取評価を行うと取引が完了し、以降はキャンセル不能になります。
偽物が届いて頭に来てしまい最悪の評価を入れたくなる気持ちはわかりますが、そこはグッとこらえましょう。
まずは出品者に偽物だった旨を伝えて、相談することが大切です。
出品者が偽物を認めてくれて「返金・キャンセル」に対応してくれればよいのですが、認めてもらえない場合は、ラクマカスタマーサポートのラクマあんしん補償に出すのがおすすめです。
(2)ラクマ安心補償に出す
ラクマあんしん補償とは、出品者から購入した商品が偽物だった場合、全額を返金してもらえるサービスです。
ラクマあんしん補償に出すには、取引フォームから「トラブル報告申請画面」を開いて申し込みます。
画像のみの鑑定なら550円から利用できます。
以下はラクマで鑑定できるスニーカーのブランドになります。
- ナイキ
- アディダス
- Yeezy Boost
- Supreme
- コンバース
- オフホワイト
- BALENCIAGA
- NB
- PUMA
ただし、ラクマあんしん補償が利用できるのは、評価前に限ります。
偽物の疑いがある場合は、絶対に評価はしないように注意しましょう。
偽物が確定すると、ラクマカスタマーサポートによって速やかに返金とキャンセル手続きが行われます。
(3)買取店などで鑑定してもらう
買取店や質屋などで鑑定してもらうという方法もあります。
ラクマ安心補償ではすべてのスニーカーブランドの鑑定には対応していません。また、買取店や質屋なら、かなり確実に偽物を断定することが可能です。
また、もし偽物だと断定された場合は、出品者を通報する必要があります。
まとめ
今回の記事では、ラクマで売られている偽物スニーカーの見分け方や、偽物を買ってしまった場合の対処法について解説しました。
偽物かどうかの見極めは、スニーカーを購入する前にしっかりと確認しておくのがベストです。
また、万一偽物を購入してしまった場合は、絶対に受取評価をせずにラクマカスタマーサポートへ連絡すれば、適切に対処してもらえます。
とはいえ、トラブルが解決するまでにはそれなりに時間がかかります。例え返金してもらえたとしても、時間と労力のロスは計りしれません。
ラクマでスニーカーを仕入れる際は偽物だらけだということを念頭に置いて、慎重に行ってくださいね!
最後までご覧頂きましてありがとうございます。
それでは失礼します。