仕入れ価格に対していくらで販売すれば良いですか?【せどり初心者の悩み相談】
商品は仕入れることができたんですけど、仕入れ値に対していくらで販売すれば良いか分かりません。
この辺を詳しく教えていただけませんか?
ゆうくん
小売業とかなら仕入れに対して販売価格を決めるんですけど、せどりの場合って、仕入れ値に対していくらで販売するっていう考え方は無いんですよ。
大ちゃん
えっ、そうなんですが?じゃぁ、どうやって値段をつけているんですか?
ゆうくん
ここはとっても大切なポイントなので詳しく解説しますね。
大ちゃん
よろしくお願いします。
ゆうくん
この記事のもくじ
仕入れ価格では販売価格が決められない理由
まず、一番大切なことからお話ししますね。
僕らはAmazonやメルカリなどで販売するんで、常にライバルが存在してる状態って事を忘れてはいけないんです。
ライバルがいる以上は相場が形成されて価格の変動があるから、仕入れ値を基準に販売価格をつける事はできないんです。
大ちゃん
じゃぁ、どうやって価格を決めるんですか?
ゆうくん
これは簡単なことです。需要と供給で形成されている相場を見て価格を決めるんです。
なので、先に販売価格を決めてから仕入れる必要があるんです。
大ちゃん
仕入れた商品をいくらで販売するかっていう考え自体が真逆という事なんですか?
ゆうくん
そうなんですよ。例えば、仕入れ価格を決めた後に販売価格を決めたらどうなると思いますか?
例えば、仕入れてから販売までの間に価格変動があった場合、対応しきれなりますよね!
大ちゃん
あっ!そうなんです!
価格に変動があるから、販売価格を決める事ができなかったんです!
ゆうくん
販売価格は相場を形成しているライバルの価格で決める
せどりの場合は、値下げ魔が出没したり何かの原因で価格が高騰したりして、販売価格を決めるのって難しいですよね。
なので、販売価格は仕入れ価格を基準にするんじゃなくて、ライバルの価格を基準にするという考え方が大切なんですよ。
大ちゃん
ライバル基準ですね!でも、相場が変動したら赤字になることありませんか?
例えば、12,000円で販売しようと思って10,000円で仕入れたけど、相場が崩れて9,000円になった場合は赤字になってしまいますよね?
ゆうくん
その通りです。でもこれは、仕入れの判断ミスであって、販売価格の設定ミスというわけではないんです。
もしも仕入れた後に値崩れするような商品を仕入れているのであれば、仕入れ方法を見直す必要が出てくるんです。
大ちゃん
そういうことなんですね。
ちなみに、相場というのはアマゾンの現在価格という認識で間違いありませんか?
ゆうくん
『せどりの相棒Keepa』を使って相場を見極める方法
現在の価格は、あくまでも現在の価格なんです。なので、Keepaを見ながら実際の販売相場を見極める必要があるんです。
相場に関しては非常に大切ですので、先ずはKeepaの見方を極めることから始めていきましょうね!
大ちゃん
ありがとうございます。自分が今からやるべき事は、
- 相場の見方をKeepaで学ぶこと
- 販売価格を決めて仕入れ価格を決めること
この2点で大丈夫でしょうか?
ゆうくん
すばらしいです。その通りです。
大ちゃん
せどりの仕入れ時における利益率の基準
ちなみに、ライバル相場を基準に仕入れ価格を決めるという事なんですけど、仕入れの際は利益率を意識するという事でしょうか?
ゆうくん
素晴らしいです!その通りなんですよ。利益率の基準についてはこちらの記事で解説しています。
大ちゃん
ありがとうございます。自分のために何から何まで準備して下さってありがとうございました。
最後にもう一点よろしいでしょうか?
ゆうくん
もちろんです!
大ちゃん
万が一赤字商品になった場合は『損切り』も選択肢の1つ
さっき聞きそびれたんですが、もしも相場が崩れて赤字商品になった場合は、相場が復活するまで待って販売するのが良いでしょうか?
ゆうくん
これは難しい質問ですね。というのも、価格が戻る商品と価格が戻らない商品があるんです。
これもKeepaの見方をマスターしたらわかるようになるんですけど、もしも価格が戻らないと判断した商品は損切りという形で赤字販売した方が良いですね!
大ちゃん
損切りですか〜。赤字になるくらいなら眠らせた方が良い気がします。損切りにメリットってあるんでしょうか?
ゆうくん
みんな損したくないって思って損切りしないから、余計に損してしまうんですよね。
こちらの記事をみて頂ければ、損切りする方が得だって事に気付く事ができますよ!
大ちゃん
おぉ!そんな考え方があったとは!確かに損切りしない方が損だという事が良くわかりました!
いろいろ教えてくださってありがとうございました。
ゆうくん
いえいえ、お役に立ててよかったです!
大ちゃん
あとがき
仕入れ価格に対して販売価格を決める事ができれば、100%赤字になることはありません。
この考えは小売店であれば可能ですが、ライバルと常に価格競争を行っている『せどり』では、この考えの元に取り組めば販売価格を設定する事ができなくなります。
せどりは小売業のように仕入れ価格を基準に販売価格を決めてはいけません。
需要と供給で形成される『相場』を基準に仕入れ価格を判断する真逆の対応が必要になります。
常に『いくらで販売が見込めるから、仕入れ上限はいくらだな!』という感覚で仕入れをする必要があります。
これで赤字商品を仕入れるならば、価格設定のミスではなく仕入れのミスという事になりますので仕入れ精度を上げる必要があります。
仕入れ精度を上げるために必要な記事5選
最後までご覧頂きましてありがとうございます。
それでは、失礼します。