Amazonアカウントが凍結・停止の理由や原因と対策を徹底解説
Amazonせどりを行っていて最も困るのが、アカウント凍結(停止)という事態です。
一体どんな場合にアカウントが凍結(停止)されるのでしょうか。
そして凍結された場合の復活法とは?
「やましいことなど無いから大丈夫」と思っていても、身に覚えがないのに凍結してしまうこともありますよ。
万一に備えて、しっかり学んでおきましょう!
この記事のもくじ
Amazonアカウントの凍結(停止)とは
Amazonアカウント凍結(停止)とは、一般に『垢バン』などと呼ばれています。
凍結してしまうとAmazonでの販売ができなくなるのはもちろんのこと、Amazonからの入金が止まってしまうため、仕入れ先への支払いも立たなくなる可能性があるでしょう。
Amazonのアカウントが凍結される8つの理由と対策
次に、アカウントが凍結される理由と対策について解説します。
- 顧客満足指数が一定以下まで下がる
- 購入者からの評価が低い
- 偽物を出品している
- 出品禁止商品の取扱い
- 複数のアカウントを運用
- 違反者のアカウントに関連付けられる
- 商標違反
- やらせレビュー
では、1つひとつ確認していきましょう。
【1】顧客満足指数が一定以下まで下がる
Amazonでは、下の5つの項目による顧客満足度指数を設けています。
- 注文不良率
- キャンセル率
- 出荷遅延率
- ポリシー違反
- 解答時間
5つの項目にはそれぞれに目標値が定められていて、一定の基準を下回るとアカウントが凍結される危険性が高くなるのです。
特に注意すべきなのは、キャンセル率と出荷遅延率になります。
キャンセル率というのは、お客様から注文を受けたのに、出品者がキャンセルを行うことです。
キャンセルするのは『在庫を持っていないためキャンセルした=無在庫出品』をAmazonから疑われることになります。
注文のキャンセルを何度も繰り返すと、アカウント凍結の原因になるでしょう。
また、出荷遅延は、出品者出荷のみが対象です。
出荷予定日よりも遅れて出荷通知が送信されると、出荷遅延率が上昇するため、無理のない出荷予定日を設定することが大切です。
小口出品の場合は、出品できない場合は出品停止の機能を活用する事で、キャンセルや出荷遅延を防ぐ事が可能になります。
【2】購入者からの評価が低い
購入者からの評価が低いことも、アカウントの凍結(停止)を招く大きな原因となります。
アカウントが凍結されるはっきりとした基準は公開されていませんが、低い評価が増えないように厳重注意しましょう。
購入者の中には、納得いくような理由もなく低い評価をつけたり、商品が気に入らないからと低い評価をつけたりする人がよく見られます。
そのような場合にはAmazonに申請して、悪い評価を削除しましょう。
Amazonアカウントの評価が著しく下がった時は、こちらの相談を参考にして下さいね!
【3】出品禁止商品を取り扱っている
出品禁止商品(偽物の出品など)はAmazonの規約違反になるため、アカウント凍結の対象となります。
しかしほとんどの場合は、間違えて出品してしまっていることが多いため、即アカウントが凍結するという可能性は極めて低いでしょう。
ただし、何度も繰り返すと当然ながらアカウントが凍結してしまいます。
特に正規品と並行輸入品などは紛らわしいため、十分注意して出品しましょう。
法律で販売を禁止されている商品の取り扱いも厳禁です。
【4】同人商品、アダルト商品の販売
著作権者の許可を得ていない同人誌や同人PCソフト、アダルト商品や、児童ポルノ法に触れる商品の販売は禁止されています。
以上を取り扱うと、アカウントが凍結される危険性があるでしょう。
【5】複数のアカウントを運用
Amazonでは複数アカウントの運用が禁止されています。
ネット回線やクレジットカード情報などから同一人物とみなされると、アカウントが凍結する場合があるでしょう。
【6】違反者のアカウントに関連付けられる
身に覚えがないのに急にアカウントが凍結された場合、違反者のアカウントと関連付けられている場合があります。
よく見られるのは、Amazon規約違反者の利用したフリーWi-Fiと同じところから接続したため、IPアドレスにより同一人物とみなされてしまうケースです。
Amazonに接続する場合はフリーWi-Fi等使用せずに、決まった環境から接続することをおすすめします。
【7】商標違反
メーカーが商標権を取得している商品を販売すると、メーカーからAmazonにクレームが入ることがあります。
大抵の場合は該当商品の出品がストップされるだけで、アカウントの凍結には至らないことが多いようです。
しかし、たびたび繰り返すとアカウントにも影響してくるため、商標違反には注意が必要だと言えます。
では、商標権を取得している商品を調べるにはどのようにすれば良いのでしょうか。
例えば以下のグラフは、Amazonで販売されているある商品の出品者数の推移になります。
グラフを見ると、ずっと出品者が1名のままだということがわかりますね。
このような商品は、商標権をメーカーが握っている可能性が高いと言えるでしょう。
また、ブランド名と出品者が同じ名前になっている商品も、商標権を取得している場合が多いので注意が必要です。
【8】やらせレビュー
金品を支払うことで良いレビューを書いてもらったり、実際に購入していない知人に良いレビューを書いてもらう行為を、一般に『やらせレビュー』と呼びます。
近年ネット業界では『やらせレビュー』が大きな問題となっており、Amazonでも『やらせレビュー』はアカウント凍結の対象となるので、絶対に行ってはいけません。
Amazonアカウント凍結(停止)から復活する方法はあるの?
ここまで、Amazonでアカウントが凍結(停止)される8つの理由についてお話しして来ました。
次に、万一アカウントが凍結した場合、どのようにして復活できるのかを解説しましょう。
アカウントが凍結された場合、17日以内にAmazonに改善計画を提出し、認められたらアカウントを復活できます。
改善計画には、以下の質問について記述する必要があります。
- 今回の問題が起きた根本的な原因は何なのか
- 問題解決に向けて、どういった措置を実行していくのか
- 今後今回のような問題を発生させないために、どんな対策を講じていくか
改善計画の作成においては、明確・簡潔に全ての問題について説明し、審査中の商品またはASINを提出する必要があります。
詳しくは、Amazonセラーセントラルの『出品権限を回復するためのパフォーマンス改善計画を作成する』を参考にしてください。
Amazonアカウントが閉鎖(削除)された場合の復活方法は?
アカウントが閉鎖(削除)に追い込まれてしまった場合は、残念ですが、復活する方法がありません。
最悪の事態になる前に、手を打ちましょう!
まとめ
この記事では、Amazonアカウントが凍結される理由や、その対策についてお話ししました。
アカウントが凍結(停止)されるのは、ほとんどの場合が規約違反によるものです。
それも悪意があっての違反ではなく、規約を知らなかったり、ちょっとした不注意だったりという場合が多いと言えます。
Amazonの規約はたびたび変更されるため、規約の変更にも注意しましょう。
また、規約違反があっても、すぐにアカウントが凍結することはほとんどありません。
Amazonから警告のメールが届くはずなので、メールを見逃さないことはビジネスをやる上では最低限必要になります。
規約違反などがあった場合は、誤魔化すのではなく誠意をもって速やかに対応することが何より大切だという事は頭に叩き込んでおきましょう。
今回は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。