【せどり販売先おすすめ7選!】それぞれの特徴や手数料を詳しく解説
せどりを始めたいけれど、販売先としてどこを選べば良いのか迷う人は多いでしょう。
Amazonやメルカリ、ヤフオク、楽天市場など、ネットにはたくさんのせどり販売先が存在しますが、それぞれの特徴を知らないと選ぶことができません。
販売先ごとに売れやすい商品が違いますし、手数料や売り方も異なるからです。
そこでこの記事では、せどりにおすすめの販売先を7選紹介し、それぞれの手数料や特徴などを詳しく紹介していきます。
せどり初心者の方にも分かりやすく説明するので、ぜひこの記事を読んで、あなたにぴったりの販売先を見つけてください。
それでは、一つずつみていきましょう。
この記事のもくじ
【せどり販売先としてイチオシ】Amazon
引用元:amazon.co.jp
せどりの販売先として最も利用されているのはAmazonです。
それでは、Amazonについて解説していきましょう。
Amazonの特徴
せどりを始めるならまずはAmazonに出品することをおすすめします。
Amazonには以下の5つの特徴があります。
- 高値で売れやすい
- 利用者が多い
- FBAサービスが利用できる
- 大口出品がある
- ECサイトの中ではハードルが低い
では、一つひとつ見ていきましょう。
高値で売れやすい
Amazonをせどりの販売先としておすすめする一番の理由は、高値で売れやすいことです。
なぜなら、Amazonは知名度が抜群に高いためユーザーの信頼を得ているからです。
そのため、他の販売先よりも多少高くてもAmazonで購入する人が多いといえるでしょう。
せどりでは、他店で安く買った商品をいかに高く売るかがポイントです。
Amazonなら、安く仕入れて高く売ることが可能になるのです。
利用者が多い
利用者数が多いことも、Amazonをせどりの販売先としておすすめする理由の1つです。
Amazonの月間利用者数は5,000万人以上にのぼり、日本人口の4割もの人が利用していることになります。
Amazonに出品するだけでこの巨大なマーケットに進出できるのは、大きなメリットだといえるでしょう。
FBAサービスが利用できる
Amazonの大きな特徴として、FBAサービスを利用できることがあります。
FBAサービスとは、仕入れた商品をまとめてAmazon倉庫へ発送することで、注文が入ると配送業務をAmazonが代行してくれるサービスです。
問合せや返品時の顧客とのやり取りも、Amazonが行ってくれます。
FBAサービスを利用することで、出品者は梱包や配送、顧客対応などを行う必要がなくなり、せどりで最も重要な業務である、仕入れに集中することが可能になります。
また、FBAでは毎日24時間休むことなく注文確認や出庫作業などが行われているため、顧客からの高い信頼を得ることができるのです。
大口出品がある
Amazonでの出品には「小口出品」と「大口出品」の2つの種類があります。
大口出品と小口出品の大きな違いは、手数料が下のように異なることです。
小口出品 | 商品が1つ売れるたびに100円(税別)の基本成約料が必要 |
大口出品 | 月額登録料として4900円(税別)がかかる |
Amazonをせどり販売先に利用するなら、大口出品を選ぶと有利です。
なぜなら、大口出品は月額4,900円(税別)の費用が発生しますが、小口出品の基本成約料に換算すると月間50個以上の商品を販売することで基本成約量がかかならい計算になるからです。
せどりを実際に行った方ならお分かりかと思いますが、月間販売数50個はまじめにやれば容易に到達できる販売量でしょう。
小口出品は、どちらかといえばお小遣い稼ぎ程度に販売したい方に適した出品方法です。
大口出品があることは、Amazonの重要な特徴でありメリットでもあります。
ECサイトの販売先としてはハードルが低い
Amazonは、ECサイトのせどり販売先としてはハードルが低いといえます。
なぜなら、住所や氏名、銀行口座などを登録し、運転免許証などの身分証明書やクレジットカードの取引明細があれば、手軽に出品の申請ができるからです。
法人でなくても、サラリーマンや主婦の方など、誰でも簡単に出品できるのは、とてもハードルが低いといえるでしょう。
Amazonの手数料
次に、Amazon販売の手数料を解説します。
Amazonで必要な手数料は、おおむね以下の通りです。
- 大口出品:月額登録料4,900円(税別)
- 小口出品:商品が1つ売れるごとに100円(税別)の基本成約料
- 販売手数料:カテゴリーごとに8~15%
- カテゴリー成約料:書籍・ミュージック・ビデオ・DVDの販売に80~140円
- FBAの利用:FBA手数料(商品カテゴリーやサイズ、販売価格などで異なる)
Amazonの手数料は非常に複雑ですが、商品リサーチの際にはFBA料金シミュレーターを使うことで簡単に手数料計算が行えます。
【せどり初心者におすすめの販売先】メリカリ
引用元:jp.mercari.com
メルカリは、せどり初心者におすすめしたい販売先です。
では、メルカリの特徴からお話ししていきましょう。
メルカリの特徴
メルカリの特徴は以下の3つです。
- 手軽に出品できる
- 売れるのが早い
- 入金が早い
手軽に出品できる
メルカリの大きな特徴は、スマホさえあれば誰でも手軽に出品できることです。
アプリをダウンロードして、氏名や電話番号、アカウント、口座番号等を登録するだけで出品が可能だからです。
- Amazonで販売するのはまだ自信がない
- パソコンになれていない
そんな方は手始めにメルカリ販売からはじめてみるのも良いでしょう。
売れるのが早い
また、商品の売れるのが非常に早いのもメルカリの特徴です。
なぜなら、メルカリは月間利用者数2,000万人を超える、日本最大のフリマアプリ。
商品によっては、出品して1秒もたたない内に売れてしまうことも珍しくありません。
そのため、Amazonで売れ残った商品の販売先としてメルカリを利用するのもおすすめだと言えます。
入金が早い
入金サイクルが早いのも、メルカリの特徴です。
振込申請を行ってから入金されるまでの期間は3営業日前後なので、比較的早いと言えるでしょう。
商品を早く現金化したい場合に、メルカリを利用するのも一つの方法ですね。
メルカリの手数料
メルカリの手数料は販売価格の10%です。
たとえば10,000円の商品を売った場合、1,000円の手数料が引かれます。
とても簡単に手数料計算が行えることも、初心者におすすめな理由の1つです。
【手数料が安くて競合が少ない販売先】ラクマ
引用元:fril.jp
ラクマは手数料が安くて競合の少ないせどり販売先です。
それでは、ラクマの特徴を見ていきましょう。
ラクマの特徴
ラクマは楽天が運営しているフリマアプリで2016年に「フリル」と統合しました。
ラクマの特徴は以下の3つです。
- 競合が少ない
- 手数料が安い
競合が少ない
ラクマの月間利用者数は約1,000万人程度で、メルカリの約半分となっています。
利用者数が少ないということは全体の売上の少なさにつながりますが、逆を言えば競合が少ないため、チャンスが多いとも言えるでしょう。
ラクマをせどりの販売先として使う場合は、以下のような対策が重要になります。
- 徹底的にリサーチして人気商品を仕入れる
- 適切な価格で販売する
- 鮮明で魅力的な写真を載せる
- 商品の特徴がわかりやすい説明文を掲載する
利用者数の少ないラクマで売り上げを伸ばすには、他の出品者と差別化することが重要になるでしょう。
手数料が安い
ラクマには、メルカリよりもさらに手数料が安いという特徴があります。
手数料については、次の項で説明しましょう。
ラクマの手数料
ラクマは手数料がとても安いのが特徴です。
登録や出品はメルカリと同じく無料で、販売手数料は売り上げののわずか6%です。
メルカリの販売手数料が10%であることを考えると、かなり安く設定されていると言えるでしょう。
ただし、振込手数料が210円かかるので注意が必要です。
※1回の振込額が1万円以上または楽天銀行への振込手数料は無料
【出品規制がある商品の販売先】ヤフオク
引用元:auctions.yahoo.co.jp
ヤフオクは、Amazonで出品規制がある商品の販売先としておすすめです。
では、ヤフオクの特徴を確認しましょう。
ヤフオクの特徴
Yahoo!が運営するインターネットオークションサイトであるヤフオクは、せどりの販売先としても人気があります。
ヤフオクはオークション形式で価格が上がって行くため、レアな商品や人気商品ほど価格が高騰しやすいのが特徴。
また、利用者の多い時間帯に販売すると高値がつく確率が高くなるでしょう。
Amazonでは出品規制があって売ることのできない商品もヤフオクなら販売可能なので、Amazonと併用して利用するのがおすすめです。
ヤフオクの手数料
ヤフオクは手数料が安いのも特徴となっています。
ヤフオクの手数料は、Yahoo!プレミアム会員なら落札金額の8.8%、それ以外の人は10%です。
わずか1.2%の違いと思われるかも知れませんが、1万円の売り上げに対して120円、10万円の売上なら1,200円の差は大きいと言えます。
Yahoo!プレミアム会員の会費は月額508円(税込)と比較的低額なので、ヤフオクを販売先として利用する場合は必ず登録しておきましょう。
【手数料の安さが魅力の販売先】Yahoo!ショッピング
引用元:shopping.yahoo.co.jp
Yahoo!ショッピングを販売先にするメリットは何といっても手数料が突出して安いことです。
では、Yahoo!ショッピングの特徴について確認しましょう。
Yahoo!ショッピングの特徴
Yahoo!ショッピングの特徴は以下の2つです。
- 出品というより出店する方式
- 手数料が非常に安い
出品というより出店する方式
Yahoo!ショッピングは、出品するというより出店する方式です。
どういうことかというと、Amazonではあらかじめ存在しているカタログページに、同じ商品の出品者が相乗り出品しますが、Yahoo!ショッピングはそれぞれの店舗ページに出品商品が並びます。
実店舗のショッピングモールのように、お店に商品が並んでいる印象です。
ですので、単に商品の人気度や価格だけでなく、商品ページをいかに魅力的に作るかが売れ行きにも関わってきます。
手数料が非常に安い
Yahoo!ショッピングのもう一つの大きな特徴は手数料が非常に安いことです。
手数料については次項で解説します。
Yahoo!ショッピングの手数料
Yahoo!ショッピングでは、出店時の初期費用や月額手数料、売上ロイヤリティ、システム利用料等が一切無料となっています。
費用をできる限り抑えて運営したい方にはおすすめだと言えるでしょう。
ただし、全てが無料というわけではありません。
決済手数料や入金サイクルのオプション手数料、ストアポイントの原資負担などが少しずつかかってくるからです。
オプションやストアポイントなどをどのように設定するかによって手数料が異なってきますが、平均的なYahoo!ショッピングの手数料は、5~7%程度になります。
ヤフオクの手数料はかなり安いのですが、それでも8.8%(プレミアム会員の場合)かかることを考えると、Yahoo!ショッピングは非常に手数料の安いECサイトだと言えるでしょう。
【販売先として圧倒的な集客力】楽天市場
引用元:rakuten.co.jp
せどり販売先としての圧倒的な集客力があるのは、楽天市場です。
では、楽天市場の特徴について見ていきましょう。
楽天市場の特徴
楽天市場には以下の3つの特徴があります。
- 圧倒的に集客力が大きい
- 3つの販売プランが用意されている
- リピーターを獲得しやすい
圧倒的に集客力が大きい
楽天市場の会員数は、1億1590万で国内トップとなっています。
圧倒的な集客力は、楽天市場の大きな強みだと言えるでしょう。
また、楽天市場のユーザーは35歳以上が多いため、比較的年齢層の高い人を対象にした商品を販売するのに向いています。
3つの出店プランが用意されている
楽天市場では出店プランを以下の3つから選びます。
プラン名 | 向いている方 |
がんばれ!プラン | ネットショップ運営が初めての方 |
スタンダードプラン | 目標月商が140万円以上の方 |
メガショッププラン | 商品数が膨大な大型店 |
せどり初心者の方はまず「がんばれ!プラン」に登録し、月商が100万円以上になったらスタンダードプランへ移行すると良いでしょう。
リピーターを獲得しやすい
楽天市場ではメルマガの配信が盛んに行われているため、リピーターを獲得しやすいのも特徴です。
Amazonのように商品ごとの出品ではなく店舗を出す形態の楽天市場では、リピーターを増やすことが非常に重要になります。
メルマガの配信によってリピーターを獲得しやすいのは、楽天市場の大きなメリットだと言えるでしょう。
楽天市場の手数料
次に、楽天市場の手数料について解説します。
楽天市場の手数料は、出店プランごとに以下のように異なります。
引用元:Rakuten出店案内
また、上記の他にも楽天ポイントやアフィリエイトなどのシステム利用料や決済サービス利用料もかかってくるため、楽天市場は他のせどり販売先に比べて、多くの費用が必要になります。
楽天市場への出店を検討される場合は、費用がいくらかかるのかを詳細にシミュレーションする必要があるでしょう。
【世界最大のオークションサイト】ebay
引用元:ebay.com
せどり販売先として最後に紹介するはebayです。
世界最大のオークションサイトebayには、日本からも多くのせどらーが参加しています。
ebayの特徴
ebayの特徴は以下の3つです。
- 海外の多くの人に向けて販売できる
- 海外では手に入りにくい商品を高値で売れる
- 中学レベルの英語力で利用可能
海外の多くの人に向けて販売できる
世界中の人が利用するebayなら、日本にいながらにして世界中の人に向けて商品を販売することができます。
海外へと販路を拡大できるのは、ebayの大きな魅力です。
海外では手に入りにくい商品を高値で売れる
日本では容易に購入できる商品も、海外では手に入りにくいというケースは多々あるでしょう。
ebayを利用することで、海外ではレアな商品を国内で格安で仕入れて、高値で売ることができます。
中学レベルの英語力で利用可能
海外サイトでの販売には英語が必要になりますが、ebayでは中学生程度の英語力があれば十分です。
ebayには英語が母国語ではない人たちも大勢参加しているため、難しい英語は使われていません。
それでもわかりにくい場合は、Googleなどの翻訳アプリを使用すると良いでしょう。
ebayの手数料
ebayに出品する際に必要な手数料は、大きく分けて以下の3種です。
- 出品手数料
- 落札手数料
- PayPal手数料(決済時にかかってくる)
手数料は出品商品ごとに異なります。
また、海外販売では為替動向も重要なポイントなので、落札のつど確認する必要があるでしょう。
7種類の販売先は大別すると4種類
先ほどの7種類の販売先ですが大きく分類すると以下の4種類になります。
下の表はそれぞれの特徴と、主要な販売先をまとめたものです。
種類 | 特徴 | 販売先 |
ECサイト | ネット上の店舗で商品を販売する | Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング |
オークションサイト | 最も高値を付けた買い手に販売する | ヤフオク |
フリマサイト | 不用品を販売するネット上のフリーマーケット | メルカリ、ラクマ |
海外サイト | 海外で販売するサイト | ebay |
せどり販売先はAmazonを柱に1~2件を併用しよう
この記事では、せどりの販売先7選を詳しく紹介していきました。
せどり販売先としては、Amazonが最もおすすめです。
Amazon大きな柱とした上で、今回紹介したサイトでの販売を併せて行うのが効果的だと言えるでしょう。
あまり多くの販売先に手を伸ばすと、集中して取り組むことができなくなります。
まずはAmazon販売に慣れてから、1~2件の販売先の併用を検討するようにしましょう。