スマホ転売がバレるのはどんな時?買ってすぐに売るのは危険?
「スマホ転売は違法」「バレると捕まる」そんな声をよく耳にします。
近年は乗り換え割引や各種キャンペーンを利用すると、スマホが非常に安く手に入りますね。
転売したらかなり儲かりそうなので、気になっている方も多いことでしょう。
キャンペーンで安く手に入れたスマホを転売することは違法でしょうか?
また、スマホ転売はどんな場合に違法になるのでしょう?
危険なことに手を出さないためにも、ぜひご一読くださいね。
買ってすぐにスマホを転売するとバレる?
スマホを購入した後ですぐに転売すると、バレる可能性が高いといえます。
なぜなら、スマホを転売目的で購入することは「携帯電話不正利用防止法」という法律で禁じられているからです。
「スマホの転売を手伝えば高額の報酬を払います」このような謳い文句でネットを通じて人を雇い、転売したスマホを犯罪に利用するという事件が多発しています。
スマホを購入後にすぐ転売すると違法行為とみなされ、ペナルティを受けることになるため、注意しましょう。
バレると捕まる違法なスマホ転売とは
では、バレると捕まる違法なスマホの転売にはどういうケースがあるのでしょうか?
違法なケースには以下の3つで、いずれも携帯電話不正利用防止法によって禁止されています。
- すぐに使用できる状態のスマホを転売
- 自分で契約したスマホを他者に渡して報酬を得る
- 転売目的でのスマホ購入
では、1つひとつ確認していきましょう。
(1)すぐに使用できる状態のスマホを転売
すぐに使用できる状態のスマホを転売することは、違法とされています。
すぐに使用できるとは「他者が契約している状態にあるスマホ」ということです。
スマホは必ず自分自身が携帯電話会社と契約しているものを使うのが鉄則となっています。
スマホの転売を行う場合は、必ず前の利用者のSIMカードが入っていないことを確認し、契約が解除されたものを販売しましょう。
(2)自分で契約したスマホを他者に渡して報酬を得る
自分で契約したスマホを他者に渡して報酬を得るという行為も、違法になります。
ネットなどで誰かにアルバイトとして雇われ、スマホを契約して他者に渡す行為が該当します。
自分で契約したスマホを解約することなく他者に渡してはいけません。
(3)転売目的でのスマホ購入
転売目的でスマホを購入することは法律で禁じられています。
各種キャンペーンで安く手に入るスマホを購入してすぐに解約して転売すれば大きな儲けになりますが、購入後に一定期間が経過していないと転売目的とみなされる危険性が高いといえます。
転売を防止するための規制は年々厳しくなっているため、「もう大丈夫だろう」と判断して転売するのはおすすめできません。
契約・解約を繰り返すと携帯会社のブラックリストに入る可能性もあります。
キャンペーンなどで安く購入したスマホを転売すると転売目的とみなされてペナルティを受ける可能性が高いため、おすすめできません。
安全なのは中古スマホの転売
安全に転売できるのは、中古スマホです。中古なら、転売目的だと怪しまれることなく転売することが可能だといえます。
スマホ転売で儲けるなら、中古スマホを扱うことをおすすめします。
ただし、中古スマホの転売にもいくつかの注意点があります。
次の章では、中古スマホを転売する場合の注意点について解説していきます。
中古スマホ転売の注意点
中古スマホを転売する場合の注意点は、以下の4つです。
せっかく仕入れたのに販売できないという状態にならないよう、しっかりと確認してくださいね。
- 製品の状態が良いものを仕入れる
- フリマやオークションから仕入れる場合は評価をチェック
- 赤ロムや黒ロムに注意
- 古物商許可証を取得しておく
では、順に見て行きましょう。
(1)製品の状態が良いものを仕入れる
中古のスマホを転売する場合、製品のチェックが非常に重要です。
- 液晶画面等の外観に傷や割れは無いか
- バッテリーの持ち時間はどれくらいか
- 付属品や外箱は揃っているか
- 問題なく動作するか
以上を確認し、販売ページに状態を明記しておかないと、トラブルの原因になるでしょう。
特にバッテリーの問題や画面の細かい傷はしっかりとチェックしましょう。
また、付属品の有無は販売価格に大きく影響します。
(2)フリマやオークションから仕入れる場合は評価をチェック
中古スマホをフリマやオークションから仕入れる場合は、出品者の評価が重要になります。
なぜなら、フリマやオークションでは個人が販売しているため、出品者によってばらつきが大きいからです。
評価をチェックして、悪い評価が多い人から仕入れることはリスクが高いため避けましょう。
信用できる出品者なら、悪い評価が混ざっていても1~2件程度であることがほとんどです。
たとえ安くて良さそうに思えても、悪い評価の多い出品者から購入することはおすすめできません。
(3)赤ロムや黒ロムに注意
中古スマホを扱う場合、赤ロムや黒ロムに注意しましょう。
赤ロムとは、代金の滞納などが原因で利用制限がかかった端末のことです。
制限のかかっている端末は、SIMカードを挿入しても使用することができません。
なお、赤ロムかどうかは、端末の15桁の番号(IMEI)を携帯会社のIMEI紹介ページで入力すると、確認可能です。
一方の黒ロムとは、情報の書きこまれたSIMカードが入った端末のことで、通話等の機能が可能となっているスマホ。
前述したように、契約が解除されていないスマホの転売は禁止されています。
スマホを仕入れた際は、SIMカードが入っていないか、必ず確認しましょう。
(4)古物商許可証を取得しておく
中古スマホに限ったことではありませんが、中古品を扱うには「古物商許可証」の取得が必要です。
自営業者であっても、また、ネット上の取引であっても古物商許可証なしで中古スマホの転売を行うことは違法なので、必ず古物商許可証を取得しておきましょう。
転売におすすめのスマホ機種
スマホの転売には中古スマホがおすすめですが、どんな機種を選べば良いでしょうか?
おすすめは以下の2種類になります。
- iPhone
- SIMフリースマホ
では、それぞれ解説しましょう。
(1)iPhone
スマホで多くのファンを集める機種と言えばiPhoneですね。世界中に多くのユーザーがいますが、新機種は常にかなりの高額となっています。
ですので、多少値段の下がった中古のものは常に高い人気です。
中古スマホを扱うなら、今はどのiPhoneが一番人気なのか、相場はいくらなのかなど、常にアンテナを張っておくようにしましょう。
(2)SIMフリースマホ
SIMフリースマホとは、端末機器にSIMロックがかかっていないスマホのことです。SIMを差し替えれば、大手キャリア以外の安い通信業者のサービスを利用できるのが、大きなメリットだといえるでしょう。
SIMフリースマホなら、SIMロックがかかっていないので、ロック解除が必要ありません。
そのため転売で扱いやすく、人気があります。
特にASUS(エイスース)のZenFoneシリーズは高性能で価格も高すぎないため、転売におすすめです。
まとめ
スマホを転売目的で購入することは法律で禁じられているため、キャンペーンなどで手に入れたものを転売するのは非常に危険です。
近年は特に規制が厳しくなっており、ペナルティを受ける可能性が高いといえるでしょう。
スマホを転売するなら、中古品がおすすめです!
最後までご覧頂きましてありがとうございます。
それでは失礼します。