Amazon複垢(複数アカウント)の作り方をわかりやすく解説!【出品・販売用】
Amazonって、複数アカウントが作れるのかな?
もしも作れるんだったら、やり方を詳しく教えてもらえたら嬉しいなぁ。
ゆうくん
アカウントを複数持つことで売り上げをアップしたり、万一垢バン(アカウント停止・閉鎖)された場合に備えたいという人も多いでしょう。
そこで今回の記事では、Amazonで出品用の複数アカウント(複垢)を作る方法や注意点について解説します。
ただし、複数アカウントの取得にはリスクもあります。
複数アカウントの取得を考えている人は、注意点までしっかり読んでくださいね。
この記事のもくじ
Amazonは複垢(複数アカウント)禁止?
原則的に、Amazonでは1個人につき1アカウントしか認められていません。
複数の出品アカウントを作成することは規約違反となります。
しかし、ビジネス上での必要性が認められればこの限りではありません。
複数アカウントが必要となる特殊なケースも存在するからです。
例えば以下のような場合が考えられます。
- 複数のブランドを所有している
- 2つの法人を所有して商品を製造している
- 2つのアカウントが必要なAmazonプログラムに参加している
以上のような理由がある場合、Amazonへの申請が通れば、複数アカウントを持つことができます。
ただし、どのような場合に申請が受理されるのかといった基準は一切提示されていません。
ハードルは高くなりますが、まずはAmazonに申請してみるのが最も良いと言えるでしょう。
Amazonで複垢(複数アカウント)を持つメリットとは?
Amazonで複数の出品アカウントを持つことは、原則として認められていないとお伝えしました。
では、複数アカウントを持つメリットとは、何なのでしょうか?
ここでは、3つのメリットについてお話しします。
【1】1店舗が垢バンされてもAmazonで営業を継続できる
複数の出品アカウントを持つことで、万一1つの店舗が垢バン(アカウント停止・閉鎖)に追い込まれても、別の店舗で営業を継続できるというメリットがあります。
Amazonのアカウントが、垢バンにより停止や閉鎖に追い込まれてしまうと事実上の『閉店』です。
場合によっては、売上の入金が長期間止められてしまうこともあります。
アカウントを再開するにはとんでもない手間と時間がかかったり、そもそも再開できない場合も多いでしょう。
考えただけでゾッとしますね…
複数アカウントを持つことで垢バンによるリスクを回避できるのは、大きなメリットだと言えるでしょう。
【2】Amazonで専門店化が可能になる
アカウントを複数持つことで、それぞれの店舗を専門店化することが可能になります。
かけ離れたカテゴリーの商品を1店舗で扱うと、購入者から見ると不信感につながるからです。
極端な例で言うと、冷蔵庫の隣に消しゴムが並んで売られていたら不自然ですよね。
取扱商品によって店舗が分かれている方が、購入者には信頼されると言えます。
また、販売者にとっても、カテゴリーごとの収支が明確化されるというメリットがあるでしょう。
【3】Amazonの入金サイクルが複数回になる
複数の出品アカウントを持つことで、入金サイクルが複数回になるというメリットがあります。
せどりビジネスを行う上で入金サイクルは非常に重要です。
入金サイクルが長ければ長いほど、資金がショートする可能性が高くなると言えるからです。
複数アカウントを持つと、複数のサイクルで入金されてくるため、高速に資金を回せるのは大きなメリットですね。
Amazon複垢(複数アカウント)の作り方
前述したように、Amazonではビジネス上必要と認められた場合のみ、複数アカウントが取得できます。
しかし、基本的に法人を対象にした規則であるため、一般出品者にはかなりハードルが高いと言えるでしょう。
複数アカウントを申請しても認められなかった場合は、以下の方法を検討してみてください。
【1】家族名義でAmazonの出品アカウントを作る
家族名義なら、複数の出品アカウントを作ることが可能になります。
ただし、複数アカウントを作る場合は、登録時の情報に注意が必要です。
以下の情報については、既にあるアカウントと同じでも大丈夫です。
- ネット環境
- 電話番号
- 住所
※住所が同じだとAmazonから確認が入る場合もあります。
しかし、以下の情報については、既にあるアカウントとは異なるものを登録する必要があります。
もし被っている場合はアカウント停止の可能性もあるため、厳重注意してください。
- 運営者名
- 銀行口座
- メールアドレス
- クレジットカード情報
また、家族が未成年の場合は、デビットカードを利用することで出品者アカウントの作成が可能です。
しかし未成年のデビットカード発行を禁止している会社も多いため、未成年がAmazonの出品者として登録するのは難しいと言えるでしょう。
【2】法人名義でAmazonの出品アカウントを作る
もしあなたが法人を持っている場合は、法人名義でも出品者アカウントを作成できます。
法人名義でアカウントを作る場合、以下の情報は既にあるアカウントと同じでも大丈夫です。
- ネット環境
- 住所
※住所が同じだとAmazonから確認が入る場合もあります。
しかし、以下に関しては既にあるアカウントとは別に用意する必要があります。
- 電話番号
- 運営者名
- 銀行口座
- メールアドレス
- クレジットカード情報
所有している法人名義で複数アカウントを作る場合は、まず問題ないと言えるでしょう。
Amazonの複垢(複数アカウント)が家族や法人名義で作れない場合
家族や法人名義で出品アカウントが作れない場合、既にあるアカウントとは全く異なる情報でアカウントを作成する必要があります。
なぜなら、ひとつでも同じ情報があるとAmazonでは同一人物とみなされるからです。
もし1つのアカウントが閉鎖されると、連鎖式に全てのアカウントが閉鎖に追い込まれる可能性があると言えます。
以下の情報は全て、既にあるアカウントと異なるものを登録しましょう。
また、ネット環境やパソコンも異なるものを使う必要があります。
- 住所
- IPアドレス・通信環境・パソコン
- 電話番号
- 運営者名
- 銀行口座
- メールアドレス
- クレジットカード情報
バーチャルオフィスで住所を取得したり、VPS(仮想サーバー)を契約したりすれば、登録に必要な情報を揃えることは可能になるでしょう。
ただし、一度でもAmazonから疑いを持たれたらアウトなので、慎重に運用する必要があります。
Amazonで複垢(複数アカウント)を作る際の注意点
ここまで、Amazonで複数の出品(販売)アカウントを作る方法について説明してきました。
Amazonで複垢(複数のアカウント)を作成するとメリットがあることは確かですが、それに伴うリスクも存在します。
ここでは、Amazonで複数アカウントを作る際の注意点についてお話ししましょう。
【1】連鎖式に垢バンされないように注意
複数作ったアカウントのうちの1つでも垢バン(アカウント停止・閉鎖)されると、他のアカウントも連鎖式に垢バンされる可能性があります。
1つでも情報が被っていたら、同一人物とみなされるからです。
たとえ家族名義や法人アカウントであっても、芋ずる式に垢バンされる可能性はゼロではありません。
連鎖式に閉鎖されることを防ぎたい場合は、前章で説明したように全ての情報を異なるもので登録し、ネット環境やパソコンもVPSに変えるなどの対策が必要になります。
【2】公衆Wi-Fiはできるだけ使わない
公衆Wi-Fiでは、Amazonアカウントにログインしないようにしましょう。
同じWi-Fiを使った人が垢バンされた場合、同一人物とみなされて、芋ずる式に垢バンされる可能性があるからです。
公衆Wi-Fiを使って行うのは、仕入れのリサーチなどAmazonにログインする必要の無い作業に限る方が良いでしょう。
まとめ
今回の記事では、Amazonで出品(販売)用の複数アカウント(複垢)を作る方法と注意点について解説しました。
Amazonでは複数アカウントを禁止していますが、ビジネス上必要と認められたら、例外的に認められます。
これまでの運営状況が良好で、運営年数も長い方は申請してみることをおすすめします。
もし申請が却下された場合は、家族名義や法人名義でを試してみてください。
今回ご紹介した方法は必ずしも成功するとお約束できるものではありません。
あくまでも自己責任ということでお願いいたします。
最後までご覧頂きましてありがとうございます。
それでは失礼します。
大ちゃん